第31回「名人会」肉用牛枝肉研究会

平成24年6月19日(火)、東京都中央卸売市場食肉市場において「第31回名人会肉用牛枝肉研究会」を開催しました。

名人会は全畜連・茨城県畜連・雪印種苗㈱の共催により、配合飼料「名人」の統一した飼育管理による枝肉を全国から集め毎年5回枝肉研究会を開催しています。

今回は、6道県(北海道・茨城県・千葉県・島根県・熊本県)から黒毛和種55頭(去勢32頭・雌23頭)を出品しました。

出品55頭の全体成績は、5等級率47.3%・上物率87.3%・平均BMS№7.3・枝重494.2㎏・単価1,661円・販売821,039円と5等級率や平均BMS№などは前回成績を同様に上物率の高い結果を残しました。

最優秀賞には名人会の前会長を務める勝部明美氏の島根県・かつべ種畜牧場(出雲市)が選出されました。BMS№11・ロース面積76㎠と肉量・肉質ともに優れた枝肉でした。その他、優秀賞1席には茨城県の加藤牧場(日立市)が、優秀賞2席には前回チャンピオンの北海道・新ひだか町和牛センターが選出されました。

褒賞式後に行われた個体講評では、東京食肉市場より「上物率の高い研究会だった。全体的に脂質の良い枝肉が揃っていた。」とコメントがありました。

また勉強会後には、オレイン酸値測定を行った牛肉の比較試食会をが行われ、名人会参加者や市場関係者からも注目されました。

 

今回の入賞者は、次のとおりです。

【最優秀賞】島根県・かつべ種畜牧場・去・菊花国×茂弘桜×安平・BMS№11・538㎏・2,303円

【優秀賞1席】茨城県・加藤牧場・去・福安照×勝忠平×安平・BMS№11・577㎏・2,152円

【優秀賞2席】北海道・新ひだか町和牛センター・去・百合茂×福桜×安平・BMS№10・542㎏・1,986円

【優良賞】北海道・山野美幸・雌・北乃大福×勝忠平×紋次郎・BMS№9・438㎏・2,017円

【優良賞】北海道・近江牧場・雌・福安照×平茂晴×第20平茂・BMS№9・465㎏・1,810円

【優良賞】北海道・トヨニシフードテック・去・百合茂×飛騨白清×隆桜・BMS№10・506㎏・2,021円

【優良賞】茨城県・大場和也・雌・菊花国×第2平茂勝×安平・BMS№9・458㎏・1,823円

 

最優秀賞・かつべ種畜牧場

優秀賞1席・加藤牧場

次回の名人会研究会は平成24年9月19日(水)上場です。

関連書類

第31回名人会成績