第42回茨城県畜連常陸牛枝肉研究会

平成24年4月6日(金)、東京都中央卸売市場食肉市場において「第42回茨城県畜連常陸牛枝肉研究会」を開催しました。今回は、県内生産者より黒毛和種30頭(雌7頭、去勢23頭)を出品しました。

厳正な審査の結果、最優秀賞には本会直営の米平牧場(高萩市)が、優秀賞1席には加藤牧場(日立市)、優秀賞2席には宇都木一夫氏(古河市)、優良賞は序列なく華川牧場(北茨城市)と古沢茂和氏(八千代町)の出品牛が選出されました。

本会直営牧場が最優秀賞に選出されるのは久々でもありました。その出品牛は、BMSこそ10なものの、モモヌケにも優れた作りの整った枝肉でした。

優秀賞1席に選出された加藤牧場は、前日に茨城県で開催された「第23回茨城県肉牛枝肉共励会」の名誉賞に続いての受賞となりました。

出品牛全体では上物率70%・平均BMS№6.6と過去の成績を下回ったため、選畜等が今後の課題となりました。

セリ後の勉強会では、原発による損害賠償請求や枝肉の脂肪酸測定についてなど様々な意見が交わされ、充実した時間となりました。

 

今回の入賞者は、次のとおりです。

【最優秀賞】米平牧場(高萩市)北平安×勝忠平×平茂勝・BMS№10・515㎏・2,131円

【優秀賞1席】加藤牧場(日立市)北平安×百合茂×第3糸福・BMS№9・463㎏・2,002円

【優秀賞2席】宇都木一夫(古河市)第1花国×美津福×福昌・BMS№9・499㎏・1,951円

【優良賞】華川牧場(北茨城市)安茂勝×北平安×北国7の8・BMS№8・543㎏・1,783円

【優良賞】古沢茂和(八千代町)茂勝栄×安平×福桜・BMS№9・506㎏・2,032円

最優秀賞・米平牧場の枝肉

優秀賞1席・加藤牧場の枝肉

 

次回(第43回茨畜連常陸牛研究会)は、平成24年5月11日(金)上場で開催する予定です。

関連書類

42回畜連研究会成績